〈ウエディングドレスの選び方〉
理想の花嫁姿を目指すなら衣裳選びは重要なポイントです!女性なら誰でも憧れるウエディングドレスは、どんな風に選べばいいのでしょうか?たくさんのドレスから運命の1着に出会えるまでドレスショップをまわるのもいいけれど、ある程度の知識を持ってまわった方が効率いいはずです。
後悔しないためにもドレス選びのポイントを抑えておきましょう!
ウエストの位置が高く、上半身から裾にかけて徐々に広がっていくシルエットがアルファベットの「A」の形に見えることからAラインと名づけられました。シンプルかつ上品なシルエットで、場所や体型を選ばないため、もっとも人気の高いラインです。
スカート部分が裾に向かって大きくふくらんだデザインで、イギリスのエドワード7世の妃が皇太子妃時代に好んだドレスのデザインだったことから名づけられました。スカートのエアリー感によって、華やかで可愛らしい印象をもたせることもできます。ボリューム感があって、大聖堂でもドレス姿が映えます。
上半身から膝上まで身体にぴったりとフィットし、膝上から裾の部分は魚の尾びれのように広がっているシルエットで、人魚のように見えるため名づけられました。女性らしいメリハリのあるボディに、ゲストからの注目を集めることでしょう。
エンパイアは「フランス帝国時代風の」という意味をもちます。古代ギリシャの衣裳がベースで、フランスの皇帝ナポレオンの后がこのスタイルのドレスを好んで着用していたことから名づけられました。胸下からの切り替えで、スカート部分が多いのが特徴です。年齢を問わず着られるデザインで、体型をカバーするので、授かり婚の花嫁にもおすすめです。
全体的に細く直線的なシルエットが特徴です。スタイリッシュで上品な印象を与えるため、大人の雰囲気を演出できます。スカートの広がりが少ないので、コンパクトな会場におすすめです。
絶対着たいドレスがある場合は、結婚式の会場を決める前にドレスを決めます。衣裳の持込みOKか、持込む場合の持込料はいくらなのかも会場選びのポイントになります。
ドレスは大きく分けると、国内ブランドとインポート、アトリエ系があります。国内ブランドには有名な桂由美さんのブランド「ユミ カツラ」や、神田うのさんのブランド「シェーナ・ドゥーノ」、ローラさんのブランド「ドゥヴニール ローラ」をはじめとした芸能人プロデュースのブランドがあります。また、デザイナー松居エリさんが手がける「エマリーエ」や伊藤羽仁衣さんが手がける「ザ ハニー」をはじめとしたドレスデザイナーによるブランドなどもたくさんあります。ほとんどが日本人の体型に合わせてデザインされていますから、選びやすいといえるでしょう。
インポートドレスは輸入する国も様々です。インポートで有名なのがアメリカ・ニューヨークのブランド「ジルスチュアート」。イタリアなら「アントニオ・リーヴァ」や「ピーター・ラングナー」フランスなら「プロ二プシア パリ」や「デルフィーヌ・マニヴェ」など国も様々ですが、価格もピンからキリまでです。最近はSNSで海外の花嫁を見る機会も増えましたので、参考に選んでもいいでしょう。
アトリエ系はレンタルより販売がほとんどです。ドレスデザイナーが花嫁のために創り上げるため、誰も着用していない自分だけのドレスで挙式できます。
おもてなしを重視して会場から決めた場合、会場に合わせてドレスを選びます。会場の大きさ、季節、好みなどを考えながら選びます。レストランやガーデンのある会場は、動きやすいようにボリュームを抑えたAラインが合います。また、白いチャペルやお城のようなゲストハウスにはプリンセスラインが似合います。ホテルやラグジュアリーな会場にはスレンダーラインやマーメイドラインもよく似合います。人と違う場所や個性的な挙式にするなら、ドレスをミニにしたり、流行を取り入れたモードなタイプにしたりドレスでゲストをあっと驚かせてはいかがでしょうか。
人気のドレスはすぐに予約が埋まってしまうので、ドレス選びも早めのアクションが必要です。試着をたくさんして損はないはずです!妥協することなく、運命の一着を見つけてください。
お色直しの際、ウエディングドレスの清楚な印象からがらりと雰囲気を変えて登場するとゲストからの視線は釘づけです。カラーによって雰囲気が変わりますので好きな色、季節、会場などを考え合わせながら選びましょう。一口にカラードレスといっても色も素材もデザインも様々です。同じ色の種類でもトーンや色相によって随分印象が変わりますので、この色は似合わないと決めつける前に実際に試着してはいかがでしょうか。似合う色がきっと見つかるはずです。
人気のカラーはピンク、ブルー、パープル、イエローです。そのほか、ネイビー、レッド、グリーン、オレンジなども選ばれています。最近はグレーやベージュなどの無彩色や中間色も人気が高まっています。花柄や多色を選べば個性が輝きます。
ピンク色は本質的な愛の象徴で、恋に夢中の時や幸福感を感じている時、
また愛や幸せを望んでいる時などにピンクを好きになるといわれています。そんな優しく女性らしいピンクは、愛され花嫁を演出してくれます。
ピンク色の華やかなドレスをまとえば、愛らしいプリンセスになれるでしょう。まさに主役にふさわしい装いです。淡いピンクのドレスなら、春の結婚式にぴったりです。
ブルーはサムシングブルーの伝説や聖母マリアのシンボルカラー、幸せの青い鳥など幸せを呼ぶ色といわれています。また、癒し効果もあります。爽やかで清楚なブルーは、上品な花嫁を演出してくれます。ブルーのAラインドレスなら、どんな会場にもよく似合います。知的でゲストへの感謝が伝わる花嫁になれるでしょう。少し濃いめのブルーなら、夏やシーサイドでの結婚式によく似合います。
パープルはピンクとブルーの魅力を合わせた色です。女性らしさと知性を兼ね備えた色といえます。ブルー系のラベンダーとピンク系のライラックが人気で、同じパープルでも雰囲気が異なります。古来より高貴な色として扱われてきたパープルは、気品ある花嫁を演出してくれます。少し濃いめのパープルなら、秋や高級感のあるボールルームでの披露宴に似合います。小物使いを工夫すると、スポットライトでさらに輝く花嫁になれるでしょう。
イエローはビタミンカラーともいわれ、明るく元気な色です。美女と野獣の「ベル」の人気とともに、注目度がアップした色ともいえます。キュートな笑顔がよく似合うイエローは、ゲストに囲まれるハッピーな花嫁になれるでしょう。楽しいパーティにふさわしい装いです。明るいイエローのドレスなら、屋外で楽しむガーデンパーティ、濃いめのイエローならクラシカルな会場にも似合います。
ドレスを選んだら次は小物選びです。小物とひと口にいっても色々あります。ドレス着用の際には、ブーケ、ベール、ヘッドドレス、パニエ、アクセサリー、グローブ、ブライダルインナー、シューズなどが必要になってきます。また、挙式の際にはリングピローが必要となります。
キャスケードとは、英語で「小滝」の意味です。その名の通り、滝が流れ落ちるようなデザインです。もっとも正統派で、個性的なデザインのドレス以外でしたら幅広く似合います。
丸いカタチになるようにまとめたデザインです。同色でまとめればシンプルに、多色でまとめれば華やかになります。ドレスを選ばない上、持ち運びもしやすいためリゾート挙式にもおすすめです。可愛らしさを演出してくれます。
ラウンドとキャスケードの中間ほどの長さで、楕円形のデザインがオーバルブーケ、しずくを逆さまにしたようなデザインがティアドロップブーケです。どちらもグリーンを取り入れてまとめることが多くキャスケードより少しカジュアルな印象になります。