古代エジプトでは、左手の薬指の血管は心臓へと直接つながっていると信じられていました。そのため、命に一番近い指と呼ばれるとても神聖な存在でした。ですから左手薬指に指輪を着けることによってお互いの心が通い合い、永遠を誓うという意味が込められるようになったといわれています。また、指輪は着ける指によって意味が変わります。左手薬指は「愛を深める」意味を持つため、婚約指輪・結婚指輪を着けるのにふさわしいといえるでしょう。
婚約指輪(エンゲージリング)は、結婚が決まった記念品としてに男性から女性に贈ります。
婚約指輪は、古代ローマ時代、力の象徴である「鉄の輪」を婚約の証として贈っていました。
2世紀頃になると金の指輪が作られ、恋人同士の愛の証として使われるようになったといわれています。
婚約指輪にダイヤモンドが選ばれるようになったのは、15世紀半ばのこと。
天然鉱物の中で最も硬い物質であるダイヤモンドは、ふたりの「絆」の象徴として世界中の恋人たちに広がっていきました。
結婚指輪(マリッジリング)は、永遠の愛を約束するためにお互いに交換し合います。
結婚指輪を交換し合うようになったのは9世紀。ローマ教皇であるニコラウス1世の結婚が由来とされています。
13世紀には今と同じように男女間で結婚指輪を交換することが一般的となりました。
日本には明治時代に伝わりましたが、広がったのは戦後になってから。
現在では、結婚式を挙げても挙げなくても指輪交換を行うカップルがほとんどです。
婚約記念品は約70%の人が贈り、そのうち指輪は85%以上を占めています。
ほとんどの人が婚約の記念に指輪を選んでいることになります。
男性ひとりで購入するケースが年々増えていますが、ふたりで購入するカップルも多いです。
結婚指輪を購入した人は95%以上で、婚約指輪よりさらに高い割合を占めています。
こちらは圧倒的にふたりで購入されています。
婚約指輪の相場はおよそ35万円です。
結婚指輪の相場はペアでおよそ25万円です。
どちらも静岡は全国的にみても平均的です。
ちなみに婚約指輪のお返しとして時計が選ばれています。
婚約指輪・結婚指輪の検討時期
婚約指輪はプロポーズの際に男性が贈るケースと、プロポーズを受けてふたりで購入するケースがあります。結婚指輪はだいたい結婚式の半年前までに購入しているカップルが一般的です。